NiKIRIN工房日記

リカンベント工房の日々

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<ご質問内容>
リカンベントの安定性  ふう  2018年6月18日(月)
はじめまして、最近Performer社のMini Racer(旧Finch Type-F?)を購入しまして練習中のものです。ハンドルは標準の棒が一本腰あたりまで伸びてるタイプなのですがその安定性について疑問が、、、通常の自転車ですと例えば左に傾くと自然にフロントが左に切れますが、私のMini Racerだけなのか、左に傾くとハンドルの重みで棒自体が左側に下がる、つまり右に切れてしまいます。速度がのっても特性は変わらず危なくて乗れたものではない状態です。これはリカンベントとはそういうものということで慣れるしかないのでしょうか。


<お答え>
弊社にある試乗車のFinchも検証してみましたが同じですね。
例え話ですが、ホウキを手の平に立てて垂直にバランスしようとすると可能ですが、鉛筆では非常に難しいと思います。
前者がアップライトやHigh Racerで後者がLow Racerと言えます。
特にFinch/Mini Racerは前輪とフォークが小さく軽く、ステムからハンドルまでが長いため手の荷重がかかっていない状態では仰る通りとなります。
これは設計上の仕様ですね。
体重移動で車体を傾けるとその方向にハンドルが切れる事をセルフステアリングと言いますが、この現象が構造上皆無な乗り物がLow Racerと言えます。
リカンベントは一部を除き手放し運転が非常にむずかしいのはそのためです。
Low Racerは特性上目でみた方向に進みます。
ですから先を読んでハンドルを操作し早め早めの先読み運転をする必要があります。そのため、バランスを含めLow Racerの運転は難しいのです。
速度が乗ってもその特性は大きく変わりませんので、慣れる迄に時間を要します。
しかし慣れてしまうと、その特性活かし瞬時のレーン変更や小回りやスラロームも可能となるのです。
ぜひ広い場所で防具を身に着け練習してください。
先ずは広い場所で自由に走行できること。
その後はペットボトル等を2本、最初は20m間隔で置いての8の字走行。
その間隔を最終的には5mまで狭めるまで練習すれば完璧でしょう。
諦めずに是非乗りこなしてください!
お持込いただければセッティングの検証や乗り方アドバイスも可能です。













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