いつも楽しいバイクを製造してくれるPerformer Bikes。
この度新型のトライクを発表しました。
今回のトライクは初のデルタトライクです。
昨年から試作車両を作っていましたがいよいよ量産ベースに固まりました。
今までの前2輪後ろ1輪のトライクは”タッドポールトライク”と言いますネ。
オタマジャクシって意味だそうです。
タッドポール型は駆動系を2輪車のそれと同じにできるので…
構造的には比較的楽に形にできたのですが(自作経験あり)
デルタ型はリアの駆動系にデファレンシャルを装備する必要があり
(又は片輪駆動にするか)
工作がいささか複雑になります。
今回の新型は片輪はデファレンシャル装備に見えますので…
その辺りの技術的な面を克服したと考えられます。
また、デルタ型、特にリンク式USSタイプは非常に小回りが効きます。
OSS型ですと体に当たるとか腕が伸び切る等限界がありますが…
USSですとそれよりも限界が大きく取れるので前輪が大きく切れる訳です。
まだ写真のみの段階で現物を見ていないですが…
構造を見る限り完成度は高そうです。
他社のデルタ型はシートを前後して身長に合わせる構造が多いのですが…
これはどうなっているのかな?
シート角度は調整可能でしょうし、フレームの中央付近にある黒いパーツが
伸縮するためのギミックに見えます。
ステアリングリンクロッドも伸縮するのでしょう。
推察ですが、この部分で前後が分割できて長さ調整すると思われます。
分割できるなら保管や車載に便利かも知れません。
あ、因みにヘッドレストとフラッグも2020の新作となります。
(双方現状デリバリー中)
走行時に後輪で物を踏んだり、電柱やポールにぶつけたりする等、車両感覚を把握する必要がありますが、重心位置が高くとも横転し難いデルタ型ゆえの安定性に期待できます。リアに大型のキャリアを装着してロングツーリングも楽に快適に実現できそうです。前後同径のタイヤサイズも荷物を減らせるので良いと思われます。
また、フロントに風防を工夫すれば面白いかも知れません。
ロングライドが楽しみなデルタトライクです。(ロケ地:大安海灘/台中・台湾)