NiKIRIN工房日記

リカンベント工房の日々

■レースにツーリングに…「TriWave1620」

7月2日にご紹介したT.H氏の「TriWave1620」。
今回はその活動報告をしていただいたのでご紹介なのだ。
氏はこの夏、レースにツーリングにと精力的に活動。
さてその内容は如何に!ご本人のレポートを一挙公開!

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「ミッドナイトエンデューロ参戦記 2009/7/25.26」

結果は残念ながらクラス6位/11人中でした。
スタートから3時間経過したころから左膝に痛みが出て、途中3時間ほど仮眠と休憩。
実走6時間半で41周しかできなかった。(優勝は61週)


要因としては…
1)2週間前のMTBレースのダウンヒルで膝を強打。完治していなかった。
 途中膝がきしむ音が聞こえるぐらい酷くなり、休まざるを得なかった。
2)補給用のハイドレーション(4リットル)を積みすぎ重量過多。予想以上に膝に負荷がかかった。
 リカンベントでのレース経験が無い為、どの程度の補給で済むのか分からずアップライトでの消費量にしてしまった。
3)コースが1週37mの登行があり、テイルソックでの空力が有利に作用する区間が短かった。
 その為、重量とのトレードオフでみた場合不利に働いた。実際にコースを走ってみて相性を見てみるしかないようだ。


このコースは思っていた以上に高低差(1週3.7km)があり、空力性能よりも登坂性能が成績にダイレクトに反映されている。
リカンベントでも2輪の方は比較的高速で周回していた。


来年の対策として…
1.ハイドレーションは2リットルほど積めば補給は途中1回ですむ事が今年の経験から判ったので、2kgの軽量化。
2.登坂がきついため、空力装備はよほど軽量なカウルでない限り不利に働くので取り外し、1kgの軽量化。
(4時間のカテゴリでTriWave2020が参戦していた。装備は何もなかったが、軽い分このコースではこちらより早かった。)
来年は3kgの軽量化で優勝を目指す。


テイルソックは今回のコースでは思ったほどの空力効果は発揮できなかった。
来年はより軽量なソック用フレームを作るか、シート後ろにでもマークを反射材で作りたいと思っている。

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NiKIRINの宣伝ありがとうございます(笑)
ソックの効果自体は予想以上ということで、別のコースでもその効果を確認したいですね。
キリンマーク付けていただいたので、走行中「ニキリンの方ですか?」と何度も声を掛けられたそうです。
暗闇でも判るよう、内側からライトを当たのも安全面からも良いアイデアだと思います。
本当にマークまで付けていただいてありがとうございます!!


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さらに…ツーリングレポートです!
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「山陰地方ツーリングレポート 2009/8/13.14.15」


3日間のうち全く雨に降られなかったのは14日だけ…。
あとは時間によっては土砂降りもあり、なかなかハードななツーリングとなった。
雨の日は写真も撮れず、写真はいずれも14日の物となる。
写真は岡山と鳥取の県境の峠と、国道9号線風力発電用の風車、それとハワイ温泉との分岐だ。

3日間でトータル400km程走行走。さすがに最終日の峠越え以降は体力的にもきつかった。
また、その日はパンクが3度も発生し(他の日はゼロ)、その修理で時間をだいぶ費やしてしまった。

雨の中での走行がだいぶあったわけだが、前輪には先日の耐久レースから泥除けを装備しており問題なし。
反面、後輪側はキャリアを泥除け代わりにしていたのでだが…
バッグのバニア部分を展開した場合にその内側を水が伝い、レインカバーの内側へ入り込んでしまう事が判明。
バニアを開かなければ問題なが、今後の改良ポイントとして認識した。
雨具は、モンベルのサイクルレインウェアを使用しました。(GORE-TEX サイクルレイン ジャケット・パンツ)
肌を直接接触させないようアームカバー、レッブカバーは必須。
リカンベントはそれほど心拍が上がらず、通気性もよいので快適だった。
シューズはシマノの「SH-MT60」を使用。水が染みることもなく快適。

今回のコースは登り&峠が多く、リカンベントには非常に不向きなコースだった為かなり苦労した。
はやり山はアップライトが良いと思った。次回はもっとリカンベント向けの平坦なコースを行く事にした。


リカンベントトライクはこちらでは(も?)非常に珍しく、留まっていると必ず声をかけられた。
話の内容は言わなくても判っていただけると…(笑)
宿泊はテントではなくビジネスホテルを利用。
テントも考えたのだが、天候と重量、携帯等の充電を考慮すると費用はかかっても快適な休息は必要だと思う。

ツーリング行程図
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=973cae1a6a031a7c285b9de0606ea2e6
8月14日
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=1ba7d8d906e31e28393532ec7c939b80
8月15日
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=a9cfc3fa36e2bd757f52d2acb7321812

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トライクでの峠は、バランスに気を遣わずに上れるとはいえ、ツーリング装備ではキツイことは確かですね。
下りは如何だったのでしょうか?
悪天候の中、事故がないことが一番の成功です。
次回は天候に恵まれた平坦地でのツーリングになることをお祈りいたします(笑)

レポートありがとうございました!