NiKIRIN工房日記

リカンベント工房の日々

F-Trike in KAGOSHIMA

昨年は自転車とは関係ない仕事で鹿児島に出張した。
良い所ですぞ!鹿児島。山海の特産物も美味しいし、焼酎も最高。


そんな鹿児島からPerformer"F-Trike"のファースインプレッションをお届け。
オーナーはTSUNAMIもお持ちの「H氏」です。


桜島をバックに」

H氏曰く…
「倒れないっていいですね。Tsunamiで上れなかった坂(後で調べたら20%あった)
も、ゼイゼイいいながらもゆっくり上がれるし、下りは極楽。レーシングカートのようです。」


そうですよね。トライクの利点はそこです。
急な上り坂でも休めば必ず制覇できます(笑)
2輪だと一旦止まるともうアウト。再発進は困難なのです。
その代わり下りは未体験のワンダーランド!


「通常の自転車はハンドル操作など意識することもなく曲がっていきます、
トライクはハンドルを操作して曲がるんですね。また、信号待ちは「完全に休憩」状態。
こんな当たり前なことに気づいたりして、なかなか楽しいです。」

道路って路肩に向かって傾いていたんだ!
…とか、今まで当たり前過ぎて気が付かなかった新しい発見があります。
スピードと重心移動を上手くシンクロさせて曲がる。
2輪では味わえない感覚。トライクでしか味わえない横加速。
慣れてくると横転に注意です。速度と重心のバランスを忘れずに!


氏はさまざまなオリジナルアレンジを加えています。
内容は?

<ポジション調整>
ブーム長、ビンディングペダルを着けたら、かかとがアクスルにヒット。
解消するためにブームを数センチ伸ばした。
シートの角度は真ん中で。ハンドル角度を変更した際に、
ステアロッドの取り付け部が動いて(一緒に回って)しまいました。
このときトー角度も変わることに気づき、トー調整まで。
F-Trikeはアクスルパイプが少しフロントよりに移動してあります。
これは、脚がペダルから外れた時に自車に巻き込まれる事を防ぐため。
ブームは伸ばし気味にし、より寝た姿勢にセッティングすればOKですね。
トー調整の基本は角度0度。
体重や走りに合わせて最も抵抗の無い箇所を探しましょう。
ベストの位置を探すのも2輪にはない楽しみです。


ヘッドレストにヘルメット後部が干渉。
着けずに走りに出たが、Tsunamiと違って首がきつくなった。
このためヘッドレストの金具を7cmほど切断しパッドで首を支える形に。
ヘッドレストは身長やヘルメットによって装着の有無を判断する…
潔くカットってのも鹿児島男児らしくて良いですね(笑)



「キャリア等外した最新の状態(以下に解説)」
・リアフェンダーのみ装着
フェンダー、キャリアを外した姿。
特にシートの後ろに後輪が出ている形が気に入っている…が、荷物が積めない。
シートの後ろにウエストポーチを縛り付けるとタイヤに当たる。
たまたまリサイクルショップで26inch用のフェンダーが安く手に入った。
短い前輪用を後輪に装着。
短いフェンダーアメリカンバイクみたいで格好いいと思う(実用性は…だが)。
フェンダーのステイに、細い塩ビパイプをタイラップで着けて、旗ホルダーに。

そうなんですよ!
こうしなくてはいけないって決まりの無いのがリカンベントの良いところ。
お金を掛けずに、工夫でオリジナルマシンに仕上げる楽しみがあります。
だからこそ…底なし沼に嵌るのですか…

ドリンクホルダーはミノウラのホルダーで左ハンドルに。
シート上方にウエストポーチ
シート左側に、ワンショルダーのリュック(リサイクルショップで見つけた)
パーキングブレーキは、100均で見つけたベルクロ。
ディレイラーポストにミノウラのホルダーで、e-Trex(昔買ったGPS

そして…車に積めました!  
ギャランフォルティススポーツバックという4ドアハッチバック?です。


折りたたみ機能の付いた本車。
車載に玄関脇での収納に、その威力を発揮しますね。
山の上まで車で運んでダンウヒルだけを楽しむって事も出来ちゃいます。

他車や横転に気をつけて(ヘルメットや防具を忘れずに…)F-Trikeお楽しみ下さい。
今後の改造やツーリング記録も楽しみにしてますよ〜!











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